SECTION 01
ワイン品種の世界へようこそ
ワインの味わいを決める三要素は「品種 × 産地 × 造り手」。その中でも品種を理解すると、ワイン選びが勘から確信へと変わります。好きな品種が分かると、産地違い・造り手違いの飲み比べも一段と楽しくなります。
SECTION 02
主要な白ワイン品種と味わいの傾向
シャルドネやソーヴィニヨン・ブランなど、世界の白ワインを形づくる主要品種を整理しました。それぞれの特徴と代表的な産地を知ることで、自分の好みに合う品種を見つけやすくなります。
国際主要品種
シャルドネ
世界で最も多様な表現を生む"白ワインの基準"。
ソーヴィニヨン・ブラン
食前酒や魚介料理との相性が抜群。
リースリング
冷涼な気候で最も美しく表現される品種の一つ。
ピノ・グリ
アルザスでは「トカイ」とも呼ばれる。
芳香系品種
ゲヴュルツトラミネール
「香辛料のトラミネール」という意味。
ヴィオニエ
ローヌでは赤ワインとのブレンドにも使われる。
トロンテス
アルゼンチンで最も多く栽培される白品種。
ローヌ系品種
ルーサンヌ
南ローヌの白ワインの主役。
マルサンヌ
ルーサンヌとブレンドされることが多い。
スペイン/ポルトガル系品種
アルバリーニョ
シーフードとの相性が抜群。
ヴェルデーリョ
マデイラの主要品種でもある。
イタリア系品種
ピノ・グリージョ
イタリアで最も人気のある白品種の一つ。
ガルガネーガ
ソアーヴェの主役品種。
ヴェルメンティーノ
地中海沿岸でよく見られる品種。
その他の主要品種
シュナン・ブラン
ロワールでは甘口ワインにも使われる。
セミヨン
ソーヴィニヨン・ブランとブレンドされることが多い。
グリューナー・ヴェルトリーナー
オーストリアを代表する白品種。
甲州
日本固有の品種として世界でも注目されています。
SECTION 03
代表的な赤ワイン品種とスタイル
ボルドーから南仏、イタリア、スペイン、南米まで、赤ワインのスタイルを形づくる主要品種をまとめました。品種ごとの特徴を知ることで、自分の好みに合う赤ワインを見つけやすくなります。
ボルドー系品種
カベルネ・ソーヴィニヨン
世界で最も広く栽培される赤品種。
メルロー
カベルネ・ソーヴィニヨンとブレンドされることが多い。
カベルネ・フラン
ボルドーではブレンド用として使われる。
プティ・ヴェルド
ボルドーの伝統的なブレンド品種。
ブルゴーニュ系品種
ピノ・ノワール
「最も難しい品種」とも言われる、繊細な赤。
ガメイ
ボジョレー・ヌーヴォーで有名。
ローヌ系品種
シラー
オーストラリアでは「シラーズ」として知られる。
グルナッシュ
シャトーヌフ・デュ・パップの主役。
ムールヴェードル
ブレンド用として使われることが多い。
イタリア系品種
サンジョヴェーゼ
キアンティの主役品種。
ネッビオーロ
バローロ、バルバレスコの主役。
バルベーラ
イタリアで最も多く栽培される赤品種の一つ。
コルヴィーナ
ヴァルポリチェッラの主役品種。
スペイン系品種
テンプラニーリョ
スペインを代表する赤品種。
ガルナッチャ
グルナッシュの別名でも知られる。
モナストレル
ムールヴェードルの別名。
その他の主要品種
マルベック
アルゼンチンで最も多く栽培される赤品種。
カベルネ・フラン
ボルドーではブレンド用として使われる。
カリニャン
世界で最も古い品種の一つ。
ジンファンデル
カリフォルニアを代表する赤品種。
SECTION 04
ワインの味わいマップで品種を俯瞰する
甘さ・コク・香りのタイプでざっくりワインを整理しておくと、「今日はどんな一杯にしよう?」という時に、品種の候補がぐっと選びやすくなります。
軽やか・爽快(白〜ロゼ)
ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、ピノ・グリ、甲州 など。
ふくよか・リッチ(白)
シャルドネ、ヴィオニエ、ルーサンヌ、セミヨン など。
軽やか・フルーティー(赤)
ガメイ、ピノ・ノワール、バルベーラ、コルヴィーナ など。
中程度のボディ(赤)
メルロー、サンジョヴェーゼ、テンプラニーリョ、カベルネ・フラン など。
力強くリッチ(赤)
カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、ネッビオーロ、マルベック など。
スパイシー・エキゾチック
シラー、グルナッシュ、ジンファンデル、ゲヴュルツトラミネール など。
SECTION 05
今日の一本を品種から選ぶためのヒント
日本のワインは、甲州をはじめとする固有品種と、シャルドネやメルローなどの国際品種の両方が栽培されています。近年、品質が大幅に向上し、世界でも評価されるワインが生まれています。
品種を知ることで、ワイン選びがより楽しくなります。好きな品種が見つかったら、その品種を使った異なる産地のワインを飲み比べてみるのもおすすめです。同じ品種でも、産地や造り手によって全く異なる表情を見せてくれます。
次の一杯を選ぶときは、「今日はどんなスタイルが飲みたいか」を考えて、そのスタイルに合う品種を選んでみてください。軽やかな白、ふくよかな白、軽やかな赤、力強い赤──品種を知ることで、ワイン選びがより確信を持ったものになります。
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