SECTION 01
ワインを楽しむ前に
「どのワインを選べばいいのか分からない」「詳しくないといけない気がして緊張する」「なんとなく敷居が高い」──そんな声をよく聞きます。
でも本来、ワインはもっと自由で、気楽な飲み物です。
- 好きなタイミングで
- 好きな人と
- 好きなスタイルで
楽しめれば、それで十分。このページは、そんな「自分なりの一杯」を見つけるための入口としてお使いください。
SECTION 02
ワインの種類をシンプルに整理する
ワインは大きく分けると、次のような種類があります。
赤ワイン
皮ごと発酵させるため、色が濃くタンニン(渋み)があるワインです。肉料理や煮込み料理と相性が良く、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワールなどが代表的です。
白ワイン
皮を取り除いた果汁だけでつくるため、色は淡くすっきりした味わいになります。魚介やサラダ、和食とも合わせやすく、シャルドネやソーヴィニヨン・ブランがよく知られています。
ロゼワイン
赤と白の中間のような、淡いピンク色のワインです。軽やかでフルーティーで、冷やして食前酒や軽い食事と一緒に楽しめます。
オレンジワイン
白ワイン用ぶどうを、赤ワインのように皮ごと醸してつくるワインです。色味はオレンジ〜アンバー。白と赤の中間のような複雑さがあり、和食とも意外と好相性です。
スパークリングワイン
シャンパンに代表される「泡」のあるワインです。乾杯にぴったりで、和食とも意外なほどよく合います。
代表的な種類:
- シャンパーニュ:フランス・シャンパーニュ地方のスパークリングワイン。
- カヴァ:スペインでつくられるスパークリングワイン。
- クレマン:シャンパーニュ以外のフランス各地でつくられるスパークリングワイン。
- プロセッコ:イタリアでつくられる、フレッシュで親しみやすいスパークリングワイン。
甘口ワイン(デザートワイン)
食後の一杯や、デザートと合わせて楽しむ甘口ワインです。アイスワインや貴腐ワイン、ポートワインなどがあります。
まずは「色」「泡の有無」「甘さ」の3つがイメージできれば十分です。
SECTION 03
ワインの表情をつくる6つのポイント
全部を覚える必要はありません。「どのポイントが心地よかったか」を少し意識して飲むと、自分の好みが見えやすくなります。
甘さ
辛口〜やや甘口〜甘口。ラベルに "Dry / Demi-Sec / Sweet" などと書かれていることもあります。
酸味
すっきり感や、口の中がキュッとしまる感覚。白ワインやスパークリングで意識しやすい要素です。
渋み(タンニン)
主に赤ワインで感じる渋さ。渋みが強いほど、しっかりした肉料理と相性が良くなります。
ボディ(コク・重さ)
軽い/中くらい/重いの3段階でイメージされる、「ワインの厚み・密度」の感覚です。
香り
フルーツ、花、ハーブ、スパイス、樽由来の香りなど。グラスを軽く回して香りを楽しむだけで印象が豊かになります。
余韻
飲み込んだあとにどれくらい風味が続くか。余韻が長いワインは、ゆっくり味わう時間に向いています。
SECTION 04
ブドウ品種と産地のイメージ
代表的な赤ワイン用ぶどう
- カベルネ・ソーヴィニヨン:しっかりした渋みとコク。ステーキと好相性。
- メルロー:やわらかく丸みのある味わい。飲みやすい赤。
- ピノ・ノワール:色は淡めで繊細。和食とも合わせやすい。
代表的な白ワイン用ぶどう
- シャルドネ:ふくよかでリッチ。樽の香りがつくこともあります。
- ソーヴィニヨン・ブラン:ハーブや柑橘の香り。すっきりタイプ。
ざっくり産地イメージ
ワインの世界では、伝統産地を「オールド・ワールド」、新しいスタイルで伸びてきた産地を「ニュー・ワールド」と呼ぶことがあります。
オールド・ワールド
- フランス
- イタリア
- ドイツ
- スペイン
食事との調和や、産地ごとの細やかな個性を大切にするスタイルが多いとされています。
ニュー・ワールド
- チリ
- アメリカ(カリフォルニアなど)
- ニュージーランド
- オーストラリア
果実味がしっかりしていて、分かりやすい味わいのワインが多い傾向です。
日本(山梨・長野など)も、繊細な味わいのワインが増えています。和食とのペアリングもおすすめです。
SECTION 05
ワインの基本的な楽しみ方
細かいルールよりも、「自分がおいしく感じるかどうか」がいちばん大切です。目安として、次の3つだけ覚えておくと安心です。
温度
赤:16〜18℃、白・ロゼ:8〜12℃、スパークリング:6〜8℃が目安。家庭では「冷蔵庫から出して少し置く」「室温のワインを少しだけ冷やす」程度で十分です。
グラス
家にあるワイングラス1〜2種類で問題ありません。迷ったら、中くらいのサイズの白ワイングラスをひとつ持っておくと便利です。
開け方・保存
飲む30分〜1時間前に開けておくと香りが開きやすくなります。開栓後は2〜3日以内に飲み切るのがおすすめです。
SECTION 06
最初の1本を選ぶときのヒント
難しく考えず、「今日のシーンに合う1本」を選ぶイメージで大丈夫です。
- 飲むシーンから逆算する:家でゆっくりなら飲みやすい赤や白、乾杯からならスパークリング。
- 予算の目安を決める:家飲みなら1,500〜3,000円の価格帯で十分おいしいワインが見つかります。
- お店の人に「好み+シーン」で相談する:「渋すぎない赤がいい」「辛口の白で」などの好みに加えて、その日に食べたい料理を伝えて、おすすめを教えてもらうのも良い方法です。
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